12月315回例会のご案内(web「例会」)


※ 午後時間の開催です。昨年10月開催の総会で、夜時間の開催をなくし、すべて午後時間の開催としています。

演題と発表者 宮澤賢治とサウンドスケープ ──音から音楽へ── 木村 直弘(きむら・なおひろ)氏

〈サウンドスケープsoundscape〉とはsoundlandscapeを結びつけた造語で、〈音(の)風景〉あるいは〈音(の)環境〉と訳されます。これは、この8月に亡くなったカナダの現代音楽作曲家レイモンド・マリー・シェーファーが1960年代末頃提唱した概念で、「世界を聴(聞)く行為、音の世界を体験する行為によっておのずと立ち表れてくる意味世界」(日本サウンドスケープ協会HPよりhttp://www.soundscape-j.org/soundscape.html)を指します。
 サウンドスケープは、現実の環境音だけを対象とするのではなく、その対象には文学作品の〈音風景〉も含まれ、シェーファーもその主著『世界の調律 The Tuning of the World』(1977年/邦訳1986年)で、(宮澤賢治作品の一大特徴でもある)オノマトペを「サウンドスケープの鏡」として重要視しています。
 そこで、本発表では、シェーファーによるサウンドスケープ的なオノマトペの捉え方をふまえつつ、その考え方と今福龍太『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮社、2019年)「Ⅲ-風聞と空耳」の章で展開されている論との共通点を指摘した後、賢治作品において、イーハトーブの「音」としてのオノマトペがなぜ「音楽」として表現されているのかについて、童話「イーハトーボ農学校の春」等、具体例を挙げつつ考察します。
(岩手大学人文社会科学部教授)

※ 宮沢賢治研究会web「例会」のご案内
 これまで、「試行」と言う扱いで、案内をしてきましたが、ある程度回数も重ね、解決すべき課題の出方も限定されてきましたので、そろそろ試行と言う言い方をお終いにします。

お申し込みについて

  1. お問合せフォームよりお申込みいただいた方に招待状を送付します。参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。
  2. 過去にお申し込みをいただいている方はそのまま有効です。再度のお申し込みは不要です。
  3. web「例会」と、web「読書会」はそれぞれ分けて扱いますので、各々お申し込みください。
  4. 参加を取りやめる場合はご連絡をください。

例会についての説明(再掲・一部修正)

  1. コロナ禍のもと、2月からweb「例会」としてリモート形式の例会を開催して参りました。いわゆる第五波は現在見かけ上収まっていますが、感染の程度を示す「実行再生算数」は再び上昇に転じ、欧州の猛威の情報も聞こえてきます。現在会場での対面形式の例会の予定はありません。
  2. 本web「例会」は会員限定です。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに関連付ける事務作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。
  3. システムはZoom会議をベースとします。発表者は原則一名です。質疑応答を行います。
  4. 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。
  5. 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。
  6. 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。
  7. web懇親会(雑談の時間、特に顔出しを求めず。アルコールOK。)を開催します。時間にして一時間ほどです。今までに「招待状が届かない。」と言った障害情報が寄せられることがありました。お申し込みについては必ず返事をする様にしています。招待状は例会資料などと併せ、前々日の24時(日本時間)までに送付することとしています。もし、招待状が届いていない様な状況であれば、例会等の開催時まで、再度、申込みフォームを利用してご連絡を下さい。招待状が届かない原因としては、事務局のミス、メールアドレスの不完全、迷惑メールに選別されていた、何らかの通信障害などがありました。
  8. 実施にあたり、読書会担当がweb「読書会」の司会をします。
  9. 例会終了後、web懇親会(雑談の時間、アルコールOK)を予定しています。時間にして1時間ほどです。任意参加で、途中参加・途中退出もOKです。いわゆる「顔出し」不要です。

それではよろしくお願い申し上げます。

10月第314回例会のご案内(web「例会」)

[box title="発表者と演題(web例会です。)" color="#a9a9a9"]08.gif  佐藤 竜一(さとう・りゅういち)氏

宮沢賢治の希望と挫折-エスペラントをめぐって-
 エスペラントは1887年、ポーランドの眼科医ザメンホフが発表した人工国際語です。当時のポーランドはロシアの支配下にあり、ポーランド人、ロシア人、イタリア人など多くの民族が入り混じって暮らしていて、いざこざが絶えませんでした。そうした現実を見て育ってザメンホフは、民族が違う人々に横たわる不和の原因は言語が違うことにあるのではないか、という考えを持つに至ります。様々な言語を会得しつつ、エッセンスを採り入れながら、民族が違う者同士が使用する言語としてつくりあげたのがエスペラントです。エスペラントとは「希望する人」を意味します。民族語を否定するのではなく、「国際補助語」としての役割を担えればという思いがザメンホフにはありました。
 世界的な作家トルストイなどが後援したこともあり、エスペラントは徐々に普及し、日本では1906年日本エスペラント協会が設立されています。宮沢賢治がエスペラントを独習するのは1922年頃のことで、この頃から使用され始めたイーハトーブということばは、エスペラントを意識してつくられました。賢治のエスぺラント作品といえるのは「エスペラント詩稿」8篇のみですが、「ポラーノの広場」などの作品にエスペラント独習の成果があらわれています。 
 私がエスペラントに初めて触れたのは一関一高3年生の頃ですが、自身のエスペラント体験を顧みながら、「宮沢賢治とエスペラント」に関して考察しようと思います。
(宮沢賢治学会イーハトーブセンター副代表理事)
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※ 宮沢賢治研究会web「例会」等のご案内
 これまで、「試行」と言う扱いで、案内をしてきましたが、ある程度回数も重ね、解決すべき課題の出方も限定されてきましたので、そろそろ試行と言う言い方をお終いにします。


1 コロナ禍のもと、2月からweb「例会」としてリモート形式の例会を開催して参りました。開場での対面形式の例会はありません。参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。前回までにお申し込みいただいた方は、そのまま有効ですので、再度の申込みは不要です。条件を満たさない場合は、その内容をお知らせします。

2 本web「例会」は会員限定です。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに関連付け作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。

3 システムはZoom会議をベースとします。発表者は原則一名です。質疑応答を行います。

4 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。

5 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。

6 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。

7 web懇親会(雑談の時間、特に顔出しを求めず。アルコールOK。)を開催します。時間にして一時間ほどです。

8 今までに「招待状が届かない。」と言った障害情報が寄せられることがありました。お申し込みについては必ず返事をする様にしています。招待状は例会資料などと併せ、前々日の24時(日本時間)までに送付することとしています。もし、招待状が届いていない様な状況であれば、例会等の開催時まで、再度、申込みフォームを利用してご連絡を下さい。招待状が届かない原因としては、事務局のミス、メールアドレスの不完全、迷惑メールに選別されていた、何らかの通信障害などがありました。

 それではよろしくお願い申し上げます。

8月の例会はありません。

宮沢賢治研究会8月例会」の扱いについて
(2021718日)
 8月の例会は開催しません。
 本来であれば偶数月8月は例会開催月ですが、以下の理由により開催しないこととしました。
1 8月7日(土)に宮沢賢治学会イーハトーブセンターの夏季セミナー(リモート参加有り)が開催される予定のため、この催しとの重複を避けます。
2 東京オリンピック期間が8日(日)までであり、新型コロナウイルスの感染状況が不明であるため、対面式の例会開催は不可能と判断しました。
 今後の9月の読書会、10月の例会をお楽しみに。

6月第313回例会のご案内(web「例会」の試行について)

[box title="発表者と演題(web例会です。)" color="#a9a9a9"]08.gif  浜垣 誠司(はまがきせいじ)氏

「〈みちづれ〉希求」の挫折と昇華
―詩集『春と修羅』を貫く主題―
 さすがに近年は、賢治とトシの関係を「禁断の近親性愛」などと本気で煽る人は見なくなったが、しかし保阪嘉内や堀籠文之進への感情については、「同性愛」と論ずる説がいまだに跡を絶たない。
 確かに、これらの人々に対する賢治の思いは、非常に切実なものであった。しかし、この感情に「性愛」的な要素が含まれていた証拠は、作品にも伝記的事項にも、何一つ認められないのである。探しても見つからないものを前提とする仮説は、あまり筋が良いとは言えないが、それでも性愛説を主張する人が絶えないのは、いったい何故なのだろう。人間にこれほど強い対人感情を引き起こすのは、どうせ肉欲くらいしかない、という決めつけなのか?
 それはさておき、今回の発表では、なるべく作品テキストや伝記的事実を論拠としつつ、賢治独特のこの感情について、あらためて検討してみたい。演者の考えでは、これは詩集『春と修羅』の中心を貫く重要なモチーフであり、賢治がこの集の創作と推敲の二年間をかけて、思想的な超克を強いられた課題でもあった。この格闘を通して彼は、「個別性から普遍性へ」、「主観性から客観性へ」とも言うべき、人間観および世界観の大きな転換を成し遂げたのである。
(京都市)
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宮沢賢治研究会web「例会」等試行のご案内
(2021515日)
 前回4月の例会に引き続きweb「例会」です。開場での対面形式の例会はありません。扱いも試行です。
参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。
前回までにお申し込みいただいた方は、そのまま有効ですので、再度の申込みは不要です。

宮沢賢治研究会web「例会」等試行のご案内

 1 4月例会をweb「例会」として開催します。扱いは試行です。試行と言う意味は解決出来ていない問題を内包する可能性があり、参加者に許容をお願いすると言う意味になります。

 2 参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。条件を満たさない場合は、その内容をお知らせします。

3 本web「例会」は会員限定とします。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに紐づけ作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。

4 今後の例会・読書会の開催方法は対面方式が可能になった時点で通常の開催方式に戻す予定ですが、webでの参加方式も残したいと考えています。ただし現時点で具体的詳細未定です。

5 システムはZoom会議をベースとします。

6 発表者は一名の予定です。

7 質疑応答を行います。

8 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。

9 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。

10 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。

11 実施にあたり、例会担当がweb「例会」の進行をします。

12 web懇親会(雑談の時間、特に顔出しを求めず。アルコールOK。)を開催します。時間にして一時間ほどです。

13 今までに「招待状が届かない。」と言った障害情報が寄せられることがありました。お申し込みについては必ず返事をする様にしています。現在のところ招待状は例会資料などと併せ、前日の24時(日本時間)までに送付することとしています。もし、招待状が届いていない様な状況であれば、例会等の開催時まで、再度、申込みフォームを利用してご連絡を下さい。招待状が届かない原因としては、事務局のミス、メールアドレスの不完全、何らかの通信障害などの可能性があります。

 それではよろしくお願い申し上げます。

4月第312回例会のご案内(web「例会」の試行について)


開催日 08.gif 令和3(2021)年4月3日(土) 開場 08.gif 13:00 Zoomアカウント開始
web例会 08.gifお問合せフォームよりお申込みいただいた方に招待状を送付します(以下の説明を参照願います)。 開会 08.gif 13:30 終了予定14:30(概ね1時間程度、質疑応答あり)
参加費 08.gif 無料、ただし会員限定です。

[box title="発表者と演題(web例会です。)" color="#a9a9a9"]08.gif  岡村 民夫(おかむらたみお)氏

「セロ弾きのゴーシュ」論 動物-テリトリー-音楽のトリロジー
 「鹿踊りのはじまり」「竜と詩人」「セロ弾きのゴーシュ」は、宮沢賢治においてアートの生成や存在意義を主題化した代表作といえよう。前二者は、人間が動物のいる場所に外側から近づく設定であり、「セロ弾きのゴーシュ」は、動物の方が人間の住居に近づく設定だ。チャーナタもゴーシュも閉鎖的な住居にいる孤独な状態から、外から訪れた存在との交流へと開かれていく。「鹿踊りのはじまり」の舞台は開かれた野原だが、村を離れた嘉十が鹿たちのテリトリーへ侵入することから決定的な「はじまり」が生まれる。つまり三作品のいずれにおいても、アートの生成が、人間のテリトリーと、自然に近しい非人間のテリトリーとの交差を通して物語られているのだ。
 賢治童話中でも「セロ弾きのゴーシュ」は、動物表象、家ないしテリトリーの表象、音楽ないし芸術の主題の三つの面でもっとも突出した傑作である。かくして各面で先行研究が蓄積されているが、三面の関係自体を論じた研究が欠けているように思われる。これら三面は内在的に相関しあい三位一体(トリロジー)をなしているのではないだろうか。それゆえに「セロ弾きのゴーシュ」は、音楽の力能を存在論的・人類学的地平で考えた稀有な作品となりえているのではないだろうか。
(法政大学教授、表象文化論)
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宮沢賢治研究会web「例会」等試行のご案内
(2021319日)
 前回2月の例会に引き続きweb「例会」です。開場での対面形式の例会はありません。扱いも試行です。
 参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。
前回お申し込みいただいた方は、そのまま有効ですので、再度の申込みは不要です。
 宮沢賢治研究会web「例会」等試行のご案内

web「例会」開催の手順(随時変更を含みます。)
1 4月例会をweb「例会」として開催します。扱いは試行です。試行と言う意味は解決出来ていない問題を内包する可能性があり、参加者に許容をお願いすると言う意味になります。
2 参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。条件を満たさない場合は、その内容をお知らせします。
3 本web「例会」は会員限定とします。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに紐づけ作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。
4 今後の例会・読書会の開催方法は対面方式が可能になった時点で通常の開催方式に戻す予定ですが、webでの参加方式も残したいと考えています。ただし現時点で具体的詳細未定です。
5 システムはZoom会議をベースとします。
6 講演者は一名の予定です。
7 質疑応答も行います。
8 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。
9 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。
10 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。
11 実施にあたり、例会担当がweb「例会」のコントロールに当たります。
12 前回読書会の終了後、Zoomアカウントが有効な時間、ご提案によりweb懇親会(雑談の時間、アルコールOK。名称は未定です。)を試して見ました。時間にして一時間ほどです。そのことにより何らかの支障があったとは記憶していません。擬似的な懇親会も出来る様です。今回は今のところ未定ですが、状況により開催する可能性はあります。
 それではよろしくお願い申し上げます。