8月第276回例会のご案内

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開催日 08.gif 平成26年8月2日(土)
会場 08.gif  千駄ヶ谷区民会館
開場 08.gif 17:30
開会 08.gif 18:00 終了予定21:00
会場整理費
08.gif 500円

※ 夜時間の開催です。

「夜時間」とは4月から9月までの期間を18:00から21:00までの開
催とするもので、ちなみに10月から翌年の3月までは「午後時間」と称
し13:30から16:30までの開催時間としています。

発表者と演題

■(前半) 伊藤 雅子 氏
  「どんぐりと山猫」
    ―金田一國士と中村省三の岩手県財界主役競争―
■(後半) 浜垣 誠司 氏
  求心的・凝集的な精神と遠心的・浸透的な精神
    ―宮沢賢治の心性に関する一考察―

(前半) 伊藤 雅子 氏
 「どんぐりと山猫」
   ―金田一國士と中村省三の岩手県財界主役競争―


 『注文の多い料理店』本と「岩手日報」を読み合わせると、作品
に時事が反映するような、もやもやした気分になります。そこでゴ
シップ好きの同時代人、たとえば「ねずみ競争新聞」を愛読するク
ンねずみのような人が「どんぐりと山猫」を読んだら、どんな連想
や感想を持つか、とことん考えてみました。
 結果は上々。さらに応用すると全童話の四分の一ほどで新しい味
が楽しめます。
 本件は二〇一〇年四月例会発表の発展形です。助言くださった方
々に感謝します。

(宮沢賢治研究会会員。)

(後半) 浜垣 誠司 氏
 求心的・凝集的な精神と遠心的・浸透的な精神
   ―宮沢賢治の心性に関する一考察―

 素人の怖いもの知らずで、賢治について勝手な思いつきをブログ
に書き流したりしていたが、なぜか最近その中に、精神科の医師と
いう職業的視点が、知らずにまぎれ込んでいるのに気づくことが増
えた。
 このような方法の意図的な適用、すなわち古今の偉人を精神医学
的な見方で分析してみようという詮無き試みのことを、「病跡学」
と言う。賢治に関して、これまでその最もすぐれた業績は、福島章
『宮沢賢治―こころの軌跡―』(講談社学術文庫)と言ってよいだ
ろう。
 そして近年、これに匹敵するような論考として現れたのが、柴山
雅俊『解離性障害―「うしろに誰かいる」の精神病理』(ちくま新
書)だった。実にこの本の第七章は、まるごと賢治の体験世界の精
神医学的分析にあてられている。
 当日は、この柴山氏の見解にインスパイアされつつ、あの不思議
な賢治の「心性」について、自分なりに考えてみたい。

(精神科医。Webサイト「宮沢賢治詩の世界」
(http://www.ihatov.cc/)により2008年宮沢賢治賞奨励賞受賞。宮沢
賢治研究会会員。)

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